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京都伝統工芸品 京竹工芸制作体験
2022/05/10
読者のみなさん
今年の初めに、逸品の竹製バッグを手掛けておられる「京もの認定工芸士 京竹工芸職人」 細川秀章さんの工房を訪問し、インタビューをさせていただいた私たちは、細川さんが提供されている、京竹工芸制作体験をしないわけにはいかないと思い、改めて訪問しました。
もとより竹から出編み上げる事ができる製品にはたくさんのものがありますが、その制作という事になると何年のも修業が必要になります。そこで、細川さんはこの何百年も続く京都の伝統工芸技術を解りやすく味わってもらうために、ごく基本的でしかも、1時間程度でできるものを伝授しようと決心されました。
試行錯誤の末に、竹織物のコースターレッスンに落ち着いたそうです。とりわけ、コースターは家でいつでも使えるし、美しくておしゃれだし、特に海外からの旅行者に歓迎されるボーナスポイントがあります。それは、小さなサイズで平らなので、スーツケースへの梱包や持ち運びのストレスが少ない事です。
竹細工体験では予め細川さんが最高級の丸竹を用意いただけます。正確な幅に近くなるように半分に割られ、更にその竹は外層と内層に分割した細い竹ひごで程よい厚みになるように準備されています。
伝統的で味わいのあるバスケット作りでは、外側の層だけが使用されますが、すべての竹のひご帯は特別な道具を使って、均一な厚さに切りそろえられ、表面は滑らかに削られます。伝統的で味わいのあるバスケット作りでは、外側の層だけが使用されますが、すべての竹のひご帯は特別な道具を使って、均一な厚さに切りそろえられ、表面は滑らかに削られます。
細川さんによる編み方のお手本を見た後で、10cm四方の土台部分ができるまで、竹ひごを編み込んでいきます。細川さんによる織り方のデモンストレーションの後、10cm四方の台紙ができるまで織り続けます。完成後に、細川さんはコースターの縁を縫い上げて仕上げてくれます。細川さん(先生)自身のコースターももう一枚プレゼントされ、京都の思い出と日本の職人との出会いを感じる事の出来るプログラムで、上品な竹のコースターを手にすることができました。
細川秀章氏の工房を訪ね、京都の竹工芸を体験をご希望される場合は、こちらからご予約ください。
https://www.kyotoartisans.jp/contact
文・画像:Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)
日本語訳:京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕