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京の色紙短冊和本帖 株式会社西川紙業 訪問
2023/11/21
読者の皆さん
今日は紙がキャンバスとなり、素晴らしい製品を生み出す、西川紙業の世界へ皆さんをお招きします。
それではその原点である色紙に注目してみましょう。ここから同社の歴史と物語は始まります。同社は、何十年 にもわたり培ってきたノウハウと自社製の機械を使って、お客様好みのオーダーメイドの紙工品を丁寧に仕立てることに卓越した技術を有しています。これは正確・緻密な技で、お好みのサイズと用紙の種類を選び、それが自分好みの製品に変化していく過程を目の当たりすることになります。
西川紙業の製品は単なる機械によるものではなく、伝統と現代的な技術・絶妙な神の手によるハーモニーと言えます。紙を折って複雑なデザインに仕立てることを専門とし、一枚一枚に個性的な命が吹き込まれ、新たな風合いを持った製品へと生まれ変わります。
こうした匠の技から生み出される製品は、さまざまな箱、和本、色紙、御朱印帳など、その仕様によってさまざまなバリエーションがあります。
この会社の大きな特徴は、その揺るぎのない情熱です。同社が創り出す作品はどれも、ひたむきな努力、クラフトに対する根強い愛情、そして美しさを超越し重要な意味を持つ紙工品を創造するという使命感の表れです。
西川紙業はそれぞれが特別な技術を持ち寄る、また多くの人の手を持つ家族のようでもあります。西川紙業は、誰もが自分の技術やアイデアを大切にしているという包容力に満ち溢れています。細部から壮大なデザインに至るまで、ひとつひとつの紙工品に注がれる愛情と心遣いを想像してみてください。
それは、希少な知識と確かな技術、そしてたくさんの想いが込められてるということ。
工場見学や京の色紙短冊和本帖について知識を深めたいとお考えの方は、こちらからご予約ください:
☞ 株式会社西川紙業
文・写真提供: Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)
翻訳・編集 京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕