読者のみなさん　こんにちは。

　西陣織の工房を前回訪問した際に、ご当主平居幹央さんにお話を伺ったところ、お寺さんからの受注を主にされているとの事でしたが、実は自社で織った金襴を使った限定商品の販売や、オーダーメイド対応の商品販売にも対応されていることがわかりました‼

　織匠平居工房（ご予約はこちら）で伝統的な手織り織物を使った工芸品のお土産を求めたいとお考えでしたら、当主の平居幹央さんにお願いすると、工房内で購入できる商品を見せていただく事が出来ます。定番品としては名刺入れ（カードケース）・メガネケース・ベルトなどがあります（下記サンプル画像を参照下さい。）

　またお急ぎでなく、より限定的な工芸品を希望される場合は予め用意されたデザインから一点ものをオーダーすることが可能になります。

　さらに、織匠平居さんとのコラボレーションでオリジナル柄の綿織物を作ることもできます。このような商品購入スタイルを希望される場合は以下のような手順になります。

・平居さんと織物の柄や色について打ち合わせ。（日本語が話せない場合は通訳同伴が必要です。）

・一尺（古くからの単位で約30cm）の価格を算出し、複数の条件（柄模様データ作成、材料材質、人件費・・・など）に応じて、それぞれの商品企画にかかる見積り算出となります。

・柄模様データ作成

・織物サンプルによる柄の確認。

・依頼注文された長さの織物の制作（織）

・織上がった品の納入

　五世代に渡って続く老舗で最高級の金襴を織る技術を、代々受け継いでこられた織匠平居さんは織物の品質に特にこだわりを持っておられます。同工房と協力しその制作活動を支援することは、京都の比類のない職人技・魂を守ることにも繋がっています。

　織匠平居さんを訪ねて西陣金襴織物についてもっと知りたいと思われる方は、以下👉体験のご予約からどうぞ。　👉　織匠平居

文・写真提供：ブルカヴェツ・アナスタシア (ArigatoCreative.co/jp)

日本語翻訳・編集　京都伝統産業ミュージアム　佐藤裕