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日本の伝統工芸品とは?

2022/05/17

読者の皆様 こんにちは!

前回、「京都に工芸品が多い5つの理由」をご紹介しました。京都は古い都だけに、74品目もの伝統産業が存在しています。そのうち、国指定が17種類、都道府県指定が14種類、京都市認定が43種類に区分されています。

2022年5月現在、日本には236の国指定伝統的工芸品があります。いずれも1974年に公布された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき、経済産業省により決定されたものです。

日本の伝統工芸品に指定されるには、5つの条件を満たす必要があります。

1)主に日常生活で使用される製品であること(美術館の美術品飾られたものとは異なります。)

2) その製造工程の主要かつ最も重要な部分を手作業で行うこと。

3)100年以上の歴史を持ち、現在も続いている伝統的な技術・技法で製造されたものであること。

4)主原料が100年以上継続して使用されていること。

5)一定の地域で一定の規模の事業者が製造し、地域の確立した工芸品産業に属するものであること。

この厳しい基準に該当する興味深い、京都の工芸品は何かというと以下の通りとなります。

西陣織、京友禅、京鹿子絞り、京小紋。京くみひも、京繍、京黒紋付染、京仏壇、京仏具、京漆器、京指物、京焼・清水焼、京扇子、京うちわ、京表具、京石工芸品、京人形など。

また、京都の伝統工芸品57品目については、京都の伝統産業で詳しくご紹介しています。

文・画像:Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)

日本語訳:京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕