今年も京都伝統産業ミュージアムのある京都、岡崎公園にも桜が咲きました。入学、就職をはじめ、新しい生活の始まりで心も明るく、晴れやかな気持ちになれるシーズンの到来です。また、新しいことへの挑戦、スタートが切れる時期でもあります。

京都工房コンシェルジュは、日本の伝統産業、伝統工芸品の現場を支えてこられた職人さん・伝統工芸の工房と、お客様をつなぐ架け橋として2016年に誕生しました 。今まで、手作りによる職人さんの魂、伝統工芸の ”あたたかさ” を伝えることのできる貴重な体験・機会をご提供し続けてまいりました。

日々の当たり前の生活が脅かされるようなことが起きています。改めて、国境や言葉の壁を乗り越えて世界中の人々が自由に交流できることのありがたさを強く感じる毎日です。伝統工芸を通じて、人と人が相互に理解し、人の ”ぬくもり” を感じることが出来る相談窓口機能として更に磨きをかけていきたいと気持ちを新たにしています。

これまで支えていただいた職人さんをはじめ、今までになかった新しいジャンルも開拓してまいります。又、新しいお客様との出会いが生まれるように、さらにお客様との接点を増やしたいと考えております。今年度も　 “お客様目線”　に立って　“楽しく”　 “深く”　 “ここでしかない”　貴重な時間がご提供できるプログラム開発を続けてまいりたいと考えております。新年度も今まで以上にお引き立てをよろしくお願い申し上げます。

京都伝統産業ミュージアム　佐藤裕