京の伝統産業に「ふれる」ツアー
京の伝統産業に「ふれる」ツアーとは
京都市内の 職人工房 ・観光施設を舞台に、観光地域開発コーディネーター・ガイド養成講師・旅行会社・全国通訳案内士
の方々と連携して開発した「京都伝統産業ミュージアム」を起点としたガイド付の伝統文化観光体験ツアーです。
職人工房見学・伝統工芸制作体験と職人実演などを組み入れた、京都の伝統産業を身近に感じていただける独自のプランです。
ツアーの行程
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①京ごころ
- ・専門的な着付師によるわかりやすい「着物の豆知識」のレクチャー
- ・着付師のアドバイスで初心者も安心の着物や帯選び。憧れの正絹着物に変身!
京都における様々な文化体験ができる「京ごころ」その中でも特に人気なのが西陣織・京友禅で名高い京都の着物体験です。
今では着る機会も多くはない着物について、その種類や季節毎のデザイン、帯についてなど、普段には聞けな
い“ 着物の豆知識” を専門スタッフが解説してくれます。
このツアーのポイントはレンタルではなかなかない、本格的な正絹の着物を着ていただけること。
広い店内で専門の着付師が親切丁寧にコーディネートしてくれて安心です。住所:京都市左京区聖護院円頓美町17 京都ハンディクラフトセンター西館3階
TEL:075-585-5671 -
②京都伝統産業ミュージアム
- ・京都の匠の技、74品目にも及ぶ工芸品についてわかりやすく説明
- ・ミュージアムガイドの解説では、西陣織と京友禅の分業による生産過程等も
長い京都の歴史のなかで、日本人の生活様式に密接に結びつき現代に伝わる伝統産業。数多くある伝統工芸品の中で現在、74 品目が京都市の伝統産業として認定されています。
代表的な西陣織や京漆器、京焼・清水焼のほか、人形や仏具、扇子にうちわなど、長い年月で培われた製法の技術とともに、専門性が高い分業制など特徴的な生産過程などをミュージアムの専門家やガイドから聞くことができます。74 品目全てが展示された見応えあるミュージアムで実物を観ながらお楽しみ下さい。ミュージアムショップでは工芸品のお土産もお買い求めいただけます。住所:京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
TEL:075-762-2670 -
③無鄰菴
- ・七代目小川治兵衛作庭の名園観賞
- ・庭園カフェで、お茶とお菓子のおもてなし
近代日本庭園の先駆者とされる作庭家、庭師七代目小川治兵衛の庭園は、
東山連峰の借景をバックに、明るい里山の風景や深山の滝まで、四季を通じて物語性の
あふれる憩いの空間を満喫することができます。
ご自慢の和装姿で、ビロードように広がる苔むす庭園を散策いただけます。
お茶とお菓子のカフェタイムで、名園を眺めながらの京都らしい時間をゆったりとお楽しみ下さい。住所:京都市左京区南禅寺草川町31番地
TEL:075-771-3909
オプショナルツアー
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光峯錦織工房
(日本伝統織物研究所)
3,800円~
(税込み)
「錦の御旗」「故郷に錦を飾る」など、昔から美しく豪華絢爛さの代名詞となってきた錦織。
色鮮やかな絹糸を縦横に緻密な計算で織り上げ、光の加減で千変万化する錦織は、正に三次元で輝く「光の織物」と言われます。
創業1894 年、錦の伝統織物作家、龍村周(たつむらあまね)氏の工房で、銀糸や足さない色糸を駆使した煌びやかな錦織作品を鑑賞し、実際に織る作業を体験することができます。 -
織成舘
(手職ミュージアム)
6,600円~
(税込み)
京都西陣、石畳の美しい通りにある織屋建ての建物に展示される日本各地の手織り物や時代衣装。織成舘は江戸から昭和にかけての様々な織物の展示や工芸にまつわる蔵書などを見ることができます。こちらでは、織物職人が実際に使用している織機を用いて織物体験をしていただけます。本物の作業場の雰囲気の中、京都らしい想い出に残る時間になるでしょう。
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彩琳株式会社
6,600円~
(税込み)
15にも及ぶ工程を分業で行う「京手描友禅」。それらの行程を一貫して行い、着物づくりを統括する「染匠」として皇室献上品など高度な技術を要すあつらえ品を多く手がけてきたのが富宏染工。
今では貴重な手仕事の着物つくり「手描京友禅」工房を訪ね、オリジナルな絵付け体験を楽しんでいただきます。
プログラム内容
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①京都伝統産業ミュージアム専門スタッフによる伝統工芸品74品目の解説
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②漆職人「塗師」(ぬし)による漆の話しと漆塗りデモンストレーション
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③京漆器「漆塗酒器 研ぎ出し体験」
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①京都伝統産業ミュージアム
- ・京都の匠の技、74品目にも及ぶ工芸品についてわかりやすく説明
- ・ミュージアムガイドの解説では、西陣織と京友禅の分業による生産過程等も
長い京都の歴史のなかで、日本人の生活様式に密接に結びつき現代に伝わる伝統産業。
数多くある伝統工芸品の中で現在、74 品目が京都市の伝統産業として認定されています。
代表的な西陣織や京漆器、京焼・清水焼のほか、人形や仏具、扇子にうちわなど、長い年月で培われた製法の技術とともに、専門性が高い分業制など特徴的な生産過程などをミュージアムの専門家から聞くことができます。 -
漆職人による解説
②私たちが知らない「漆の世界」
- ・京漆器の職人をミュージアムの特設ブースに招いて聞く「漆の世界」
- ・普段見ることができない漆職人の道具や漆塗り作業の実演
私たちが知らない「漆の世界」の話しをします。京漆器は、奈良時代に唐から伝来し、お茶や京料理など京都の文化のなかで広まりました。その生産過程は「漆掻き」「木地師」「塗師」「蒔絵師」といった、それぞれの職人たちの分業によるものです。
漆の採取から、塗料にするための精製方法。篦(へら)、漆刷毛(うるしはけ)、砥石(といし)などの専用の道具の紹介など、私たちが知らない「漆の世界」は興味深いことが数多くあります。
また、漆職人による繊細な作業を披露します。 -
③漆にまつわる体験プログラム
- ・職人が仕上げた実際の本漆の器で行う仕上げ作業は一般ではできない体験
本漆を使った様々な体験の中から、「本漆の研体験」で酒器の最終仕上を体験いただきます。漆器の魅力である深い艶を出していく繊細さを実感できるでしょう。
皆さんが仕上げた本漆の価値ある酒器は、そのままお記念に持ち帰りいただけます。
※その他ご予算に応じて、ふき漆体験、金継ぎ体験、接着(カシュ―漆)剤を使った金箔押し、銘々皿蒔絵体験が可能です。
オプショナルツアー
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髙木漆工
(たかぎしっこう)
14,000円~
(税込み)
工房内では、漆の性質や歴史についてご説明いたします。 体験では茶道具のひとつである銘々皿いうお菓子をのせる器に「蒔絵」という方法で絵付けを施します。
平安時代から続くきらびやかな蒔絵の歴史と手法を学びながら、自分だけのオリジナル銘々盆(菓子皿)づくりに挑戦します。 -
京金箔押 常若
(きょうきんぱくおし とこわか)
4,000円~
(税込み)
この体験では接着材としての漆の効能を活用し、様々な形をした小石に金箔を貼り付け、オリジナル文鎮をつくる体験をします。
接着剤(カシュ―漆。本来は漆)を石の隙間までまんべんなく塗ります。接着剤を一旦拭き取った後、金箔を貼り付け、押さえた後、刷毛で払い落とせばオリジナル文鎮の完成です。 -
堤淺吉漆店
(つつみあさきちうるしてん)
12,000円~
(税込み)
堤淺吉漆店では伝統の技術を守りながら時代のニーズに対応した新たな「漆」を開発中。
工房内では産地から届けられた漆桶からどのように漆が精製されるのかを見学することができます。
職人による拭き漆の実演をみて、自宅で「マイ拭き漆碗」挑戦してみましょう。
プログラム内容
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①京都伝統産業ミュージアム専門スタッフによる伝統工芸品74品目の解説
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②京都の研究者又は陶芸家による京焼・清水焼の化学的なアプローチやSDGsにまつわる講演
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京都伝統産業ミュージアム
- ・京都の匠の技、74品目にも及ぶ工芸品についてわかりやすく説明
- ・ミュージアムガイドの解説では、西陣織と京友禅の分業による生産過程等も
長い京都の歴史のなかで、日本人の生活様式に密接に結びつき現代に伝わる伝統産業。
数多くある伝統工芸品の中で現在、74 品目が京都市の伝統産業として認定されています。
代表的な西陣織や京漆器、京焼・清水焼のほか、人形や仏具、扇子にうちわなど、長い年月で培われた製法の技術とともに、専門性が高い分業制など特徴的な生産過程などをミュージアムの専門家から聞くことができます。 -
研修者又は陶芸家による講演
講演内容はお客様のご相談に応じ
て決定します。歴史ある京都の伝統産業と
現代の先進技術の融合と産業の継続、
発展に向けた取り組み講演例 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所研究員による「伝統工芸における持続可能な研究事業の取組」
京都市産業技術研究所は、数多くの伝統産業がある京都において、ものづくり文化の優れた伝統を継承しながら、現代における先進的な産業技術を融合させ新たな産業技術を創造するための機関。
江戸時代にさかのぼる京焼・清水焼の歴史や現代の産地の現状から、驚くほどに工数が多い製造工程について学びます。また、釉薬や絵付けなど、陶器の見た目からは想像できない化学的なアプローチは、誰もが興味深く聞くことができるでしょう。
更に、地球環境に対して有害物質の排除や自然素材の取り入れ、新素材の開発など、SDGs を意識した陶器づくりへの挑戦についても知ることができます。
オプショナルツアー
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俊山窯
(しゅんざんがま)
6,600円
(税込み)
多くの窯元が軒を連ねる京都東山の泉涌寺地域。大正から三代続く工房を訪ね、工房内の作業の様子を見学するとともに、自由に絵付けした陶器をその場で窯に入れて完成させる「楽焼き」「釉薬塗り」「焼成」の体験を行います。陶芸体験では珍しく、作品はその日のうちにお持ち帰りいただけます。
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洸春窯
(こうしゅんがま)
6,000円
(税込み)
京都有数の陶磁器産地として名高い京都東山日吉地域で三代続く洸春窯を訪ねます。
陶器の表面に立体的な模様を描く「いっちん盛り」が施された湯呑みや飯椀に、5 色の絵具で絵付けし、色絵陶磁器を制作します。
茶人の間で珍重されてきた正に京都らしい歴史ある焼き物の装飾に挑戦します。 -
陶葊
(とうあん)
2,000円
(税込み/グループ料金)
大正11 年から続く窯元「陶葊(とうあん)」が手がける清水焼は、下絵付けの手法や、高温での焼成技術による鮮やかな発色と強度が特徴です。
京都屈指の大型の工房見学とオリジナルのデザインを施す「素焼き器の絵付け体験」を体験。陶芸体験入門者向きのお手軽なプログラムです。